先生たちも応援します! 本校には、経験豊かで、個性的な先生が数多くいます。情熱的な若手から安心感のあるベテランの先生まで、幅広さも特徴の一つです。今回、ホームページ特別企画として、各学科から5名の先生が集まり、「学校の雰囲気」「各学科の授業の特色」「受験生の皆さんへのメッセージ」など、様々な視点から

生文高の先生方を写真で紹介しています

「自分で考えて、とにかくやってみる!」という生徒たち。皆さんの頑張りを後押しする環境が整っています。

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沼澤(司会) はじめに、先生方から見た本校の雰囲気について教えてください。

三浦(奈) 生文高で20年以上にわたって教諭をしていますが、今の生徒たちは「まずやってみる子」が多いですね。学外の方へのあいさつだったり、生徒会の活動だったり、学外活動だったりと内容はさまざまですが、とにかく行動力がすごい!生徒たちが自主的に行っている清掃活動を他の生徒が見て、校内にゴミが落ちていたら拾うというのが当たり前になっているのが素敵なところだと思います。

齋藤 まず素直な子が多いですね。だからいろんなことを吸収して伸びていく子が多いのかな。こちらが投げかけると投げ返してくれる生徒ばかりです。生徒たちの頑張りに応えるべく、学ぶ環境も進化を続けています。僕の担当する「美術コース」は、2年前に「美術・デザイン科」へと規模を拡大。生徒の技術もどんどん向上しています。

秋藤 毎日の勉強や美術、部活動など、それぞれが自分の得意な分野で頑張っている印象です。一部の生徒だけでなく、全員が光り輝いている感じでしょうか。普段は穏やかに過ごしている子も、試験やコンクール前になるとスイッチが入り、集中力がグンと上がって顔つきが変わるんですよ。モチベーションが高い生徒ばかりで、自分から積極的に勉強に取り組んでいます。

三浦(ま) 「放課後は部活があるから自主学習できない」などの理由から、朝に自習をしている子もいますよね。自分で勉強の時間を見つけることは、繰り返し学習する習慣づけにも繋がります。

齋藤 美術・デザイン科では「朝デッサン」を行っています。素描の時間が週に2時間ありますが、それだけだと1ヵ月に8時間しか取り組むことができない。朝や、時には放課後を活用して練習すれば1週間で1か月以上の成果を出すことができるので、とてもいい取り組みだと思います。

勉強も部活も、のびのび取り組めるのが生文高の魅力。専門性の高いコース選択が夢への近道!

沼澤(司会) 特色がたくさんある本校ですが、先生方の「イチオシ」ポイントは?

水沼 最近、授業時間確保ということで、大好きな部活の時間に限りのある学校が増えています。学校が早い時間に閉まり、部活動が不完全燃焼で終わってしまう生徒達が多いようです。その点、生文高は下校時間に余裕があります。運動部や文化部問わず思う存分、部活動に集中できるのが魅力です。

齋藤 美術・デザイン科では、学科自体が珍しいこともあり、全国の中でも最先端の教育を受けることができます。基礎技術の習得はもちろん、Adobi社のフォトショップやイラストレーターが学べるカリキュラムを組んでいる学校は貴重だと思います。ホームページ制作の指導もしていますので、就職活動に役立つウェブ知識も習得できますよ。また、関東から美術予備校の先生を招いての講習会を開催するなど、受験対策にも力を入れています。年々基礎力が上がっていますし、先生たちの間では芸大合格間違いなし!と評判です(笑)。

秋藤 保育コースは実習系のカリキュラムが充実しています。高校生のうちから保育実習を経験している子は、進学先の短大などの実習にも、子どもに物怖じしないですっと入っていける。男子生徒も多くいますが、恥ずかしがることなくお遊戯や歌に取り組んでいます。何よりも子どもが好きで、喜ばせたいという目標に向かう気持ちが強いんでしょうね。

沼澤(司会) 絵画造形や音楽リズムなど、短大で学ぶような専門性の高い授業もありますよね。

秋藤 ピアノが弾けないから心配、という生徒もいますが、希望すればピアノ講習を受講して個別レッスンが受けられるので、弾けるようになるまでとことん練習できます。中学生のうちから保育士を目指す生徒も多いですから、夢を叶えるための「先取り学習」ができるのはとても魅力的です。

三浦(ま) 2年次でのコース選択が細かく分かれているので、早い時期から夢に近づくことができます。各コース特色があり、社会に出てからも通用する「実学」に触れられるところもオススメポイントです。

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生徒の「わかった!」が先生のやりがい。個性あふれる授業で皆さんのやる気を引き出します。

沼澤(司会) 学科やコースごとに、それぞれおもしろい授業がたくさんありますよね。そんな中、先生方が授業で工夫していることはありますか。

水沼 私は現在、1年生の簿記を担当しています。私も歳をとり、少し経験を積んだことで(笑)余裕を持って授業を進められています。簿記は、簡単に言うともうけを出すことです。基本である仕訳をコツコツ勉強することで簿記がわかりだすのです。つまり、わかりだすと楽しくなってくるわけですね。「簿記を頑張ったら他の教科の成績が上がった」という声も少なくありません。ぜひ生文高の商業の勉強を通じて、勉強の楽しさを身につけてもらいたいですね。

三浦(ま) 数学は苦手な生徒が多いので、とことん生徒とやりとりしながら授業を進めることを心がけています。どんな細かな質問も逃さず、しっかり答えます!問題を解けたときの喜びを強く実感できるのが数学の特徴です。「わかると楽しい、もっと学びたい」という声に、教える側の私も励まされています。

三浦(奈) 質問が活発に飛び交う授業っていいですよね。まとめるのに困ることもありますが、ひとつの意見に刺激されていろんな答えが出てくるのがおもしろい。中学校は学力の差があるから、気恥ずかしくて、遠慮して先生に質問できないという子が多かったと思うんです。でも、そんな生徒たちが生文高に入学して、たくさん発言するようになった。「国語は寝てる時間だったけど、今はすごくおもしろい」と言ってもらえて嬉しいです。

沼澤(司会) 中学校のときはテストの点が悪かったけど、生文高に来て成績が上がったという子がたくさんいる。先生方のやる気が生徒の実力を伸ばしているんだと思います。

水沼 他校の情報処理の授業を見てみると、先生がやり方を一から十まで教えて、その通りパソコンを操作させるという教え方をしているところが多い。生文高の先生は、最小限の説明はするけど、ある程度自由に課題に取り組ませていますよね。初めて見たときは、こういう教え方もあるのかと感心しました。

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時には学校を飛び出して課題に取り組みます。学校の中だけじゃ学べない知識がいっぱい!

沼澤(司会) 美術・デザイン科は、学校の外で行うプロジェクトが活発ですね。どんな取り組みがありますか。

齋藤 代表的なものは、地域の施設に出かけてお年寄りから話を聞き、そこからイメージした絵を描いてプレゼントする「ヒーリングアート」ですね。普段の授業で表現する力を身に付け、学外活動で考える力や人と関わる力を身に付ける。実際に外に出てみないとわからないことがたくさんあります。

秋藤 こちらが学ぶ場所を提供しているのもありますが、生徒の行動力自体もすごい。保育コースでは、震災のときに保育所へ出向き、子どもたちと遊んだり、歌や手遊びを見せるなどしていました。

齋藤 いろんな社会的活動をしていますが、大事なのは「どう生徒たちに楽しんでもらうか」だと思っています。楽しんでもらえさえすれば、やる気のスイッチは自然と入ります。そこで伸びることができれば、生徒の自信にも繋がりますよね。

先生同士が協力して生徒一人ひとりにとことん向き合う。夢に向かって確実に、ひとつひとつ前に進める高校です。

沼澤(司会) 最後に、中学生の皆さんに、メッセージをお願いします。

三浦(ま) 私が担当する特別進学コースでは、国公立大学・難関私立大学合格という目標に向かって励ましあい、時にはライバル同士となって頑張っています。落ち着いた環境で勉強に集中できるので、成績は確実に向上します!生徒のよいところを見つけて、褒めて、伸ばしてあげるのが私たちの役目。先生も、皆さんのやる気を引き出すために頑張ります!

三浦(奈) 生文高は、生徒と先生の距離が近いのはもちろん、先生同士の連携も密に取れています。先生も人間ですから、男女や教科の違いで生徒との関わりにムラができたりする。そこで、前担任と現担任が情報を交換し、互いの足りないところをフォローし合うんです。生徒一人ひとりと向き合い、育てるための環境づくりにすごく熱心な学校です。だからこそ、生徒が「これだ」と思ったことに一生懸命向かっていけるんだと思います。

水沼 商業の科目はどの科目も高校入学時から取り組む、つまりスタートラインがみんな一緒です。心機一転頑張る人たちには打ってつけの学科です。教え子にこんな子がおりました。簿記と出会い楽しさを知り公認会計士になった者。商業科を卒業して美術の教員をしている者。商業科以外では、野球部の生徒がプロ競輪選手に、吹奏楽部のトランペット奏者がプロレスラーになったりとバラエティに富んでいます。皆さんには大いなる可能性があるのです。我々はその可能性に応えられるよう日々努力を続けていきます。ぜひ、一緒に勉強しましょう。待っています。

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